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ちょっと言いにくい話なんですが…。
ちょっと言いにくい話なのですが、先日OB様のお宅で雨漏りが発生しました。
まる菊工務店の以前に在籍していたリフォーム会社では「雨漏りは絶対に直る(直す)。」とお客様に伝えてはいけない。と教育されていました。
雨漏りを止める事ってそれくらい難しい工事です。
基本的に水は高いところから低いところへ流れるのですが、毛細管現象が起きると低いところから高いところに水が上がります。
また、風などの条件によっても予測不可能な動きをする。それが水です。
今年は特に梅雨が長かったので雨漏りのリスクは高かったと思います。
いつも通り
まる菊工務店の新築では外壁を板金で仕上げる事が多いです。
特にお客様のご要望が無ければ角波8山と言われるガルバリウム鋼板を施工しています。
施工実績も多く、まる菊工務店では一番なじんだ外壁材だと思っています。
ところが、今回の雨漏りはいつも通りの外壁をいつも通りに施工した現場で発生しました。
「何で?」
業者さんも含めて、まる菊の全員が思った事です。
いつも通りなんだけど…
雨漏りした現場のOB様には長い間ご迷惑をお掛けしました。(本当に優しいお客様で良かった。)
おかげさまで現在は雨漏りが止まりました。
今回の雨漏りは1階掃き出し窓の上部からの雨漏りでした。サッシ廻りの雨漏りなので掃き出しサッシの納まりの問題か?と思っていたのですが…。
実際に雨が降っている状態で外壁を捲ってみると、1階掃き出しサッシ上にある2階のサッシ廻りから入る雨水が原因でした。
【雨漏りの原因】
2階サッシ(×2ヶ所)廻りから雨水が侵入。⇒防水紙の上を水が流れる。⇒板金下地(横胴縁)が雨水を受ける。⇒横胴縁に溜まった水が、胴縁を止める釘に伝わる。
⇒釘を伝って防水紙下に雨水が侵入。⇒1階サッシ上に施工したブチルテープが雨水をすべて受ける。⇒ブチルテープが受けた雨水が外部ボードのジョイントからサッシアングルを伝って内部に侵入。
※解りづらくてごめんなさい。
改めて雨漏りを起こす雨水の侵入経路は非常に複雑で難しい事が分かりました。
【対策として】
①サッシ廻りから板金下に入る雨水の量を減らす。②横胴縁に溜まる水を減らす。
いつも通りで不安なところは、もちろん改善して行きます。
↑サッシ廻りの納まりを改善。
安心して下さい。
今回はお施主様に本当にご迷惑お掛けしました。
問題が起きると不安になられるかもしれませんが、まる菊工務店の新築は瑕疵保険、地盤保障、工事保険など各保険に加盟して建築しています。
また、問題が発生しないように第三者機関の検査を1つの現場で10回受けています。
絶対はありませんが、お施主様が安心して頂けるよう最大限の努力をしています。
なので…
「安心して下さい。まる菊工務店ですから…。」
有限会社 まる菊工務店
〒448-0006 愛知県刈谷市西境町花池6
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