新築の社外検査
まる菊工務店の新築物件では建築途中に第三者機関の社外検査が入ります。
現状は新築住宅が完成するまでに6回の検査を受けています。
社外検査など入れず社内できちんと管理すればコストも掛からず、スムーズに現場も進むのかも知れませんが、そこは敢えて社外検査を入れる事にしました。
注文住宅を受注し、安心してお客様にお引渡しするには必要な事だと考えています。
社外検査のために工事が進められない事もありますが、工事を進めてしまうと確認できない事や、万が一の是正処置が出来ないといった問題が発生してしまいます。
現場を止めてもきちんと確認出来る状況で検査を受ける。第三者機関の検査を受けるためには必要なことだと思います。
検査はどこを見ているのか?
現状6回の検査を受けています。どの段階で検査が入るのか確認してみます。
①配筋検査
基礎配筋が終わった状態で検査を受けます。
配筋の太さ、ピッチ、かぶり厚、重ね継ぎ手の長さ、定着長さ、スリーブのピッチなど確認して貰います。
結構チェック箇所が多い工程だと思います。
②土台(基礎完成検査)
以前は基礎の出来形検査と土台の検査で分かれていましたが、現状は同日に行って貰ってます。
※床の断熱材を施工する前に検査に入って貰います。
ホールダウンの位置、アンカーボルトの位置(土台端部、土台の継ぎ手、筋交い又は耐力面材の付く柱の下、2.7m以内)、基礎のジャンカの有無。
土台の欠損、鋼製束のピッチ、束がきちんと固定されているか。などがチェック項目になると思います。
③屋根防水検査
屋根の防水紙の検査になります。
防水紙の重ねシロ、壁取り合いの防水紙の立上り、入隅出隅の3面交点の処理などが検査されます。
④金物検査
床、壁の耐力面材の釘の種類、釘のピッチ。構造金物がメーカー指定の通りに施工されているのか。
ホールダウン、羽子板ボルトなどの締め忘れ。などがチェックされます。
⑤外部防水検査
外部防水シートの重ねシロ、サッシ廻りの防水処理、換気扇ダクト廻りの防水処理、防水テープの貼り方などがチェックされます。
⑥竣工検査
最後の竣工検査は工事完了後の仕上の検査になります。
外壁仕上げ材、クロスなどのチェック、床下の清掃状況の確認など
(※他にも検査時にチェックしている項目があるとは思いますが、検査員に細かく聞いたことがないので分かりません。)
検査される項目の多くは、住宅にとって大切な構造の強度に関わる部分と雨漏りなどの防水に係わる部分になっています。
最後に
建築現場はどんどん進んでいきます。その都度現場で確実にチェック出来るのか?個人的には難しい事だと感じています。
だから、まる菊工務店では社外検査を取り入れています。
工程の必要なところで第三者機関の検査員にチェックして貰うことは、工務店としても安心で、お施主様にとっても安心できるポイントだと考えています。
地元の小さな工務店だからこそ安心できる住まいづくりが大切だと思います。
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